本当のことは誰にも言わない

書けるときは書きます

レイ・ミュラー『レニ』(1993年)4/5点

ナチスのプロパガンダ映画『意志の勝利』やベルリンオリンピックを撮った『オリンピア』で、いろんな意味で有名な監督レニ・リーフェンシュタールのドキュメンタリー映画。様々な映像を交えながら、91歳の彼女自身に自分の生涯を語っている。

 

監督であるミュラーが聴き手として出てくるのだが、ゲッペルズの日記と彼女の言明の齟齬につっこんだりする。

 

しかしナチスと彼女との関係よりも、個人的に興味をひかれたのは、リーフェンシュタールの性格である。

 

映像に対するこだわりが物凄い。私の記憶が正しければ、『オリンピア』のために撮ったフィルムは400mにもなり、確認するだけで10日間もかかる量なのだが、それを全部自分で編集したらしい。映像を編集するのは今よりもかなり手間もかかるだろうし、並大抵のことではない。

 

他にも、60歳になってから、アフリカに実際に住んで、ヌバ族の取材をして撮影をしたり、たしか72歳になってから潜水免許を取って、海中の映像をとったりしている。すごい元気だ。

 

これ興味深いのでおすすめです。ただ、ちょっと長い。

 

レニ [DVD]

レニ [DVD]