本当のことは誰にも言わない

書けるときは書きます

ポール・トーマス・アンダーソン『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)4.5/5点

だんだんと邪悪な情念が立ち込めて来る感じがとても好き。

 

ロサンジェルスで小さな石油発掘会社を経営するダニエル・プレインヴュー(ダニエル・デイ=ルイス)のもとに、ポール・サンデー(ポール・ダノ)という青年が現れ、原油が採れる土地の情報を買わないかという話をダニエルに持ちかける。ポールから情報を買ったダニエルは、サンデー家の所有する牧場の下に原油が眠っていると聞いて、自ら調査に行き、サンデー家から土地を買い取ろうとする。

 

サンデー家のお父さんは頼りない感じなのだが、ポールの双子の弟でその土地の牧師であるイーライ(同じくポール・ダノ)が、ダニエルが原油を狙っていることに気づき、土地の値段を吊り上げてくる。ここから、ダニエルとイーライの因縁のはじまり。

 

イーライは悪魔祓いで病気を治すと称して、それを実践しているけっこうやばいやつなのだが、ダニエルもやばい。物語が進むにしたがって、この二人のお互いに対する情念がどんどん邪悪になっていく感じがとてもいい。

 

しかし、監督のアンダーソンは他にも『ザ・マスター』というカルト宗教関連の映画を撮っているのだが、宗教に対する特別な関心でもあるのかね?

 

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (字幕版)

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (字幕版)