本当のことは誰にも言わない

書けるときは書きます

ベネット・ミラー『マネー・ボール』(2011年)4/5点

マイケル・ルイスによるベストセラーノンフィクションを映画化した作品。貧乏球団オークランド・アスレチックスGMビリー・ビーンブラッド・ピット)がチームを改革して、金持ちチームと健闘する、みたいな話。原作にどれくらい基づいているんだろうか?

 

ビリー・ビーンは元野球選手のスカウト。全額支給奨学金スタンフォード大学に合格していたが、スター選手になれるほどの才能があるとスカウトに言われて、入学をやめてプロ野球選手になった。しかし、実際になってみると、それほど活躍できなかった。スカウトの見込み違いだったわけだ。

 

ビーンはスカウトとして働いたのち、オークランド・アスレチックスGMに就任するとしてのだが、問題が起こる。アスレチックスのスター選手三人の移籍が確定したのだ。その穴をうめるために優秀な選手を獲得しようとするが、オーナーにはそのための金は出せないと言われる。

 

トレード交渉で他の球団に訪問したとき、たまたま出会ったのがピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)である。ブランドはイェール大学で経済学を勉強しており、統計などを用いた独自の選手評価法をもっていた。そこで、ビーンはブランドの方法を使って、実際は優秀だが、一般的にあまり評価されていない選手を発掘することで、アスレチックスを強化することを試みる。

 

ビーンの決断力・交渉力とブランドの頭脳、どっちも上手く機能していてよかった。成功もそこそこなのもリアルでよい。