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Louis P. Pojman「Religion gives meaning to life」

 

 Klemke本第3章いくぜ~。

The Meaning of Life: A Reader

The Meaning of Life: A Reader

 

 

◆著者について
Louis Paul Pojmanはアメリカの哲学者。かなりたくさんの論文を書いているらしい。
とくに、応用倫理と宗教哲学の論文が有名だそう。
詳しくはWikipediaを見てくれyo。
 
◆8つのテーゼ
有神論が真であり、宇宙を支配する神が存在するならば、下記8つのテーゼは真である。
 
・第1のテーゼ:宇宙は目的をもってつくられている
有神論が正しければ、宇宙は神が創造したものであるので、目的があることになる。
ただ、宇宙がどんな目的をもっているのかについては説明されない。
 
・第2のテーゼ:善が最終的に悪にまさる
有神論が正しければ、善良かつ全知全能の神がいるはずなので、善は悪に最終的に勝つということになる。
世界の悪と戦う意味は存在するということになる。
 
・第3のテーゼ:神がわれわれを愛している
・第4のテーゼ:Why be moral?問題に解決できる
神に対する感謝から、われわれは道徳的に活きなければならないという形で、Why be moral?問題に
解答できる。
 ⇒非宗教的な倫理では答えられないだろうとPojmanは考えている。
 
・第5のテーゼ:正義が宇宙を支配しているということになる。
道徳的な功績に応じて、各人はふさわしいものを得ることになる。たぶん、善をなせば善いことが、
悪いことをなせば悪いことが与えられるくらいの感じ。
 
・第6のテーゼ:あらゆる人は等しい価値をもつということになる。
われわれ人間は、神の似姿なので、等しい価値をもっている。
宗教的倫理では、人間の平等を正当化できないでしょうと言っている。
 
・第7のテーゼ:あらゆる道徳的悪および罪が赦されることが可能になる
とくに理由は書いていないが、教義的に事だと思う。
 
・第8のテーゼ:死後の生が存在することになる
これも教義的にそうってことだと思う。
 
◆結び
 Pojmanは、有神論は自律を奪うことはないと述べている。これも別に論証があるわけではない。
 最後に、Pojmanは、パスカル的な賭けを持ち出す。有神論が真であるかどうかが問題であるが、
有神論が真であれば、上記8つのテーゼが真になり、無神論よりもよいでしょう。であれば、
有神論が真である方にかけましょう、とPojmanは述べる。
 
◆コメント
なんというか、ただ言いっ放しなのですごく困る感じの論文。
一般的な有神論のテーゼが述べられているのはわかるのだが......